ミノキシジルの効果がない人がチェックすべき9項目

ミノキシジルが効かない

「がんばってミノキシジルを使って育毛しているのに、目に見えた効果がでない」と思っている人は、もしかしたら、育毛の考え方ややり方を間違っている、もしくは何か勘違いしている部分があるかもしれません。

ミノキシジル(外用薬、内服のどちらとも)使っても効果を実感できない人むけに、一度チェックしてほしい9項目を作成しましたので、ぜひチェックしてください。

1,ミノキシジルの効果はいつから?早くて3ヶ月で、6ヶ月は最低様子を見る

薄毛に悩んでいる人は、一日でも早く髪を生やしたい思いでいっぱいだと思いますが、ミノキシジルは魔法の薬ではないので、すぐには生えてません。

これはミノキシジルの効果どうこうではなく、人間のヘアサイクルに関係してきます。

人のヘアサイクルからみて、髪が抜けて生えてくるまでの休止期間は約3~4ヶ月あります。


つまり、ミノキシジルをつけていようがつけてなかろうが最低3~4ヶ月は生えてこない毛があるということです。

そして、生えてきても短い毛では鏡でみてパッと見で「髪が生えたな」って気づかないです。

なぜなら、人間の髪は1日0.2mm~0.3mmで1ヶ月で約1cmです。仮に3ヶ月後に髪が生えても短すぎて気づかない人がほとんどです。

ミノキシジル使用後3ヶ月後ぐらいに生えた髪が、1,2ヶ月すると目に見えて髪の薄い部分が黒く埋まってくるので、それまでは気長に待つべきです。

2,薄毛の進行度によっては、ミノキシジルが効果がない可能性が高くなる

これは、ミノキシジルに限らずですが、薄毛の進行度と薄毛が改善する確率は反比例してます。

つまり、薄毛の進行が開始してから月日が経てば経つほど、育毛剤を使って髪が元通りに生えてくる可能性が低くなるということです。

これは、髪の毛をつくる毛母細胞が、髪が抜け始めてからどんどん弱ってくるので、月日が立ちすぎると細胞が死んでいる、もしくはほとんど死にかけてる状態なので、どんな育毛剤をつけても生えてきません。

例えると、畑に植えた種が腐っているのに、一生懸命水をあげても芽が出ないようなものです。

そして、その毛母細胞が弱って育毛剤の効果がなくなる時期は個人差がありますが、薄毛の進行が始まって2年~3年ぐらいの初期段階ならまだ間に合いますが、5年~10以上放置していた末期の場合は育毛剤をつけても効果がない場合が多いです。

参考に、画像で薄毛の初期段階と末期の違いを載せておきますので、チェックしてください。

>>薄毛の初期段階と中期~末期あたりの薄毛を画像で確認する

3,ミノキシジルは頭頂部のつむじハゲには効きやすいがM字には効かない可能性が高い

M字ハゲ

ミノキシジルに限らずですが、育毛剤の効果は頭頂部のつむじハゲは効きやすく、生え際のM字ハゲには効きにくい傾向があります。

ミノキシジルの効果の効き目に差がある理由は、現在でもよくわかっていませんが、生え際の毛母細胞のほうが、頭頂部の毛母細胞より弱くなるスピードが早いという説があります。

なので、ミノキシジル使用後6ヶ月立っても生え際に髪が生えてこない場合は、ミノキシジルが効いてない可能性が高いです。

この場合、外用薬(塗り薬タイプ)の育毛剤を使っている人は、内服のミノキシジルタブレットを(副作用があるので自己責任)使用するか、プロペシアを使ってない人はプロペシアとの併用で生え際に髪が生えるか試すのがおすすめです。

4,そもそも毎日ちゃんとミノキシジルを頭皮につけてるか?さぼってないか?

育毛剤は毎日つけるのが、基本です。

というか、間をあけるとその間に髪の脱毛を引き起こすので、間をあけるとその分髪の成長が止まったり、最悪の場合1からリセットされてしまいます。

2,3日ぐらいミノキシジルをつけない日があっても問題ないとは言われていますが、実際どのくらい育毛剤をつけなくても問題ないのかは、はっきりわかっていません。

サボって育毛剤をつけてない日が頻繁にある人は、サボったことがミノキシジルの効果がでてない原因になる可能性も少なからずあると考えられます。

5,ミノキシジルと同時にプロペシアやフィンペシアも利用しているか?

プロペシア

ミノキシジルはあくまで、髪を発毛させる発毛作用がある育毛剤ですが、髪の脱毛(AGA)を止める作用ありません。

なので、AGAクリニックや皮膚科なのでは、AGA(男性型脱毛)に悩んでいる人には基本的にミノキシジルのしようとプロペシア(もしくはジェネリックのフィンペシア)の同時使用を推奨しています。

プロペシアは、ミノキシジルのような髪の発毛効果はありませんが、現在ある髪の毛をこれ以上脱毛させないための、脱毛を抑止する作用があります。

例えるなら、ミノキシジルが畑の水やりなら、プロペシアは害虫から畑を守る農薬のような作用です。

いくら水をやっても、害虫に襲われては作物が成長しないですよね。

6,ミノキシジル(塗り薬)で効果がない人はミノキシジルタブレット(内服)を試してみる(副作用あり)

ミノキシジルの育毛剤で、頭皮に直接つける外用薬タイプのミノキシジルを使っていて6ヶ月たっても効果が目に見えない場合は、内服タイプのミノキシジルタブレットを使ってみましょう。

塗りミノキシジル(外用薬)タイプより効果がつよくなります。

AGAクリニックで処方されている飲むミノキシジルは5mmが一般的なので、5mmから初めて見るのがいいですが、飲むミノキシジルは高確率で副作用がでいます。



副作用が気になる人は5mmのミノキシジルタブレットをピルカッターで半分に割って2.5mmを毎日服用するのもいいです。

ちなみにピルカッターでミノキシジルタブレットを割っても効果が減ることはありませんので、ご安心ください。

ピルカッター
ピルカッター

7,ミノキシジルの濃度、もしくは使用回数を変えてみる

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市販されているミノキシジル(リアップやスカルプDなど)は、ほぼ濃度が5%です。ので、これを5%より強い濃度のミノキシジルに変えてみて様子を見てみるという選択肢もあります。

ただ、日本では濃度5%以上の外用薬ミノキシジルは売っていないので、海外から個人輸入するしかありませんので、ちょっと面倒です。

また、ミノキシジルタブレットの場合も2.5mmを毎日飲んでいたのを5mmにしたり、10mmにしたりなど増やしていく選択肢もあります。

その他、夜だけのミノキシジルの使用を朝晩の一日2回に変えてみるのもありです。

ただ、外用薬タイプも内服タイプも共通してますが、濃度を変えたり利用回数を増やすとそれだけ副作用のリスクが高くなるので、少しずつ増やしていくのが賢い使い方です。

濃度を変えたり、回数を変えたことによる効果の有無の3ヶ月から6ヶ月かけないとわからないので、気長に気長に試してみましょう。

すぐに効果でてほしいですが、そのくらい育毛剤の効果は少しずつです。

8,【ミノキシジルの効果が薄れる】汗やシャワーでミノキシジルを流していないか

あまりないケースですが、頭皮につけたミノキシジル成分は、経皮吸収といって、皮膚から少しずつ3時間から12時間かけて吸収されていきます。

なので、その間にシャワーをあびて、髪を洗ったり、汗を書くような作業や運動をしていると頭皮につけたミノキシジル成分が水や汗と一緒に洗い流されてしまいます。

そのため、朝ミノキシジルをつけている人は、汗をかいたり、シャワーを浴びないであろう寝る前にミノキシジルを使用するようにしましょう。

9,ミノキシジルの効果を上げると言われるLーリジンを試してみる

ミノキシジルを高めるというサプリがあります。L-リジンというサプリです。

日本ではあまり見かけないサプリですが、アメリカでは定番のサプリの成分です。

L-リジンの髪のタンパク質の結合にかかせない成分であり、これをミノキシジルの使用と同時に行うと髪が発毛しやすくなる、成長スピードがアップする効果があるといわれています。

ただ、そもそも日本でなかなか見かけない成分というのと、日本のメーカーがつくるサプリの場合、1粒に含まれまれているL-リジンの成分量が少ないという欠点があり、育毛目的で使う場合、個人輸入で海外から1粒に含まれ成分量が多い海外製のサプリを使う人が多いです。