
薄毛の改善に使われるミノキシジルについて、甲状腺との関係について解説しています。
ミノキシジルの副作用で甲状腺に影響がでることはない
まず、大前提としてミノキシジルの副作用に甲状腺に影響がでるものはありません。
下記は、ミノキシジル配合のミノキシジルであるカークランドの副作用の記述です。
【注意事項】
胸痛・心拍数増加・動悸・息切れ・呼吸困難・うっ血性心不全・むくみ・体重増加などの重大な心血管系障害が報告されています。ミノキシジルタブレットの安全性は十分に検証されていないため、現在も報告されていない副作用が生じる可能性があります。服用に際しては必ず医師に相談し、副作用が出た場合はすみやかに診療を受けてください。※副作用は米国で高血圧治療の用途等での服用に際し報告されたものです。
・塩分および水分貯留
https://www.idrugstore.jp/product/48577
治療開始時に浮腫が認められなかった服用者のうち、7%で一時的な浮腫が発生しました。
また貯留に伴いうっ血性心不全が起こることもあるため、通常十分量の利尿薬と併用されます。
・心膜炎、心嚢液貯留、心タンポナーデ
ミノキシジルタブレット服用に関連して心膜炎が発生したという報告があります。
また心タンポナーデを伴うこともある心嚢液貯留が、服用者(透析を受けていない)の約3%、特に腎機能が不十分または低下している方でみられました。
・皮膚
―多毛症
ミノキシジルタブレット服用者の約80%に、細い体毛の伸長、肥厚、色素の増強が見られ、療開始後3〜6週間以内に現れます。
通常、始めはこめかみの間、眉毛の間、生え際と眉毛の間、または上部外側頬の胸やけ部分で認められ、後に背中、腕、脚、頭皮にまで広がります。
ミノキシジルタブレットの服用を辞めると、新たに発毛することはなくなりますが、服用前の状態に戻るのに1〜6か月ほど要することもあります。
―アレルギー性発疹
アレルギー性発疹のまれな副作用として水疱性発疹、スティーブンス・ジョンソン症候群も報告されています。
・血液
―血小板減少症および白血球減少症(WBC <3000 / mm 3)はほとんど報告されていないません。
・胃腸
―吐き気や嘔吐が報告されています。
・その他
―乳房の圧痛
服用者の1%未満の方にみられました。
甲状腺機能障害による薄毛の場合、ミノキシジルで薄毛は改善しない

甲状腺と薄毛が関係するのが、甲状腺機能性障害によるものです。
甲状腺機能障害には、甲状腺ホルモンの分泌の異常があり状態の症状です。
この甲状腺ホルモンというのは、主に体の新陳代謝に影響してくる部分なのですが、甲状腺ホルモンの異常が男性ホルモンと女性ホルモンのバランスの崩れに影響が出てる場合があります。
そのホルモンバランス崩れにより、薄毛を招くという症状があります。
甲状腺障害による薄毛の場合、ミノキシジル(外用でも内服の両方どっちでも)で治すことはできません。
特に女性にその症状がでやすく、女性で薄毛で悩んでいるかたは、ミノキシジルで治そうする前に病院で甲状腺に異常がないか調べることをおすすめします。
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