
ミノキシジルタブレットを育毛剤として毎日服用している場合、体の解毒作用のある肝臓や腎臓への影響が気になるかたもいると思いますので、解説していきます。
ミノキシジルタブレット服用で一番気になるのは肝機能障害
ミノキシジルタブレットはもともと、血圧をさげる薬なので、人によっては血圧が下がることで肝臓の働きが悪くなるケースもあります。
基本的なことですが、血液検査での正常な肝臓の数値をみてみましょう。
血液検査の項目 | 正常値 | 左の数値より高い場合に起こる可能性のある病気 |
---|---|---|
AST(GOT) | 7~38 IU/L | 肝硬変、肝機能障害、急性肝炎など |
ALT(GPT) | 4~44 UI/L | |
γーGTP | 男性:80 IU/L以下 女性:30 IU/L以下 | 肝硬変、肝機能障害、急性肝炎、薬剤性肝障害 |
上記で注文してほしいのは、γーGTPの数値です。
γーGTPの数値が高い場合に、薬剤性肝障害がおこるのですが、ミノキシジルタブレットを毎日飲むと、可能性として一番なりやすい病気です。
なので、ミノキシジルタブレット服用後に健康診断や血液検査をしてチェックしてみましょう。
ミノキシジルタブレットの腎臓の影響は、クレアチニンに数値をみて判断
ミノキシジルタブレットの腎臓への影響の有無は、健康診断、血液検査の結果の血清クレアチニン(Cr)という項目をチェックしてみましょう。
これは、筋肉に含まれているクレアチニンという老廃物の量を調べるのですが、腎臓の働きが弱いとこのクレアチニンという数値が高くなります。
正常値は以下
男性:1.2mg/dl以下
女性:1.0mg/dl以下
この数値より高いと腎臓病になる可能性がでてきて、最悪人工透析する生活を一生続けなければいけません。
ミノキシジルの血液検査への影響について

ミノキシジルタブレット服用について、肝臓であろうと腎臓であろうと影響の有無については、個人差がだいぶあるので、正直な話薬の服用前と服用後(一ヶ月後ぐらい)に健康診断や血液検査をして、数値を見比べるしかありません。
仮にミノキシジルタブレット服用前にお医者さんに相談しても、服用前と服用後の血液検査の数値を見比べるしかないといいます。
そのため、気になる人は、健康診断や血液検査を服用前後に行い見比べてみるようにしましょう。
薬の内服で肝臓、腎臓への影響が心配なら外用薬への変更も検討
ミノキシジルタブレットのような内服タイプの育毛剤は肝臓や腎臓の負担になるため、外用タイプの育毛剤への変更も選択肢としては、今はでは全然ありですね。
外用タイプの特にミノキシジルなどは、効果はあまり期待できないですが、AGA対応育毛剤では、初期段階程度の薄毛なら効果が期待できるので、一度試しに使用してみてはいかがでしょうか。
>>肝臓や腎臓に負担のない外用タイプで副作用のない育毛剤の選び方

