
ミノキシジル(外用タイプ、内服タイプ)で発汗、いわゆる汗をかくことってあるのでしょうか?
解説してきます。
ミノキシジルの副作用で汗、発汗の症状はない
ミノキシジルの副作用で汗をかくことはありません。下記は、ミノキシジル外用薬カークランドの副作用の項目ですが、「汗」や「発汗」などの副作用がないことがわかります。
次の条件に当てはまる人は本剤使用前に医療機関へご相談ください。
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(1)今までに薬や化粧品などによりアレルギー症状(例えば,発疹・発赤,かゆみ,かぶれ等)を起こしたことがある人。
(2)高血圧の人,低血圧の人。
(3)心臓又は腎臓に障害のある人。
(4)むくみのある人。
(5)家族,兄弟姉妹に壮年性脱毛症の人がいない人。
(6)高齢者(65歳以上)。
(7)次の診断を受けている人。
甲状腺機能障害(甲状腺機能低下症,甲状腺機能亢進症)。
2.ミノキシジルを使用後,次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので,直ちに使用を中止し,医療機関へご相談ください。
[関係部位:症状]
皮膚:頭皮の発疹・発赤*,かゆみ,かぶれ,ふけ,使用部位の熱感等
精神神経系:頭痛,気が遠くなる,めまい
循環器:胸の痛み,心拍が速くなる
代謝系:原因のわからない急激な体重増加,手足のむくみ
*:頭皮以外にあらわれることもあります。
・6ヶ月使用しても改善が現れない場合は、医師の診察を受けてください。
・使用開始後6ヵ月以内であっても,脱毛状態の悪化や,次のような脱毛が見られた場合は,使用を中止し,この説明書を持って医師又は薬剤師に相談してください。
●頭髪以外の脱毛,斑状の脱毛,急激な脱毛など。
また、SNSやヤフー知恵袋などでも、ミノキシジル使用後に、汗をかくようになったという口コミもありませんでした。
ミノキシジルは血管拡張作用がある成分なので、血管拡張=暖かくなる=汗をかく、と連想ゲームのようにしてミノキシジルの副作用=汗と結びつきそうですが、発汗の副作用はありません。
外用タイプのミノキシジルをつけたあとに汗をかくと汗と一緒にミノキシジルは流れてしまうのか?

育毛成分のミノキシジルは、頭皮に触接つけた場合、経皮吸収といって皮膚からミノキシジルが吸収されます。
ですが、経皮吸収には限度があるので、その限度を超えた分のミノキシジルは皮膚表面にのこり、汗と一緒に流れてしまう可能性はあります。
経皮吸収で吸収できる分のミノキシジルは比較的すぐに吸収されるます。
どのくらいミノキシジルがすぐ吸収されるかというと、例えば虫にさされて痒くなった部分に虫刺されの薬をつけると2,3分後に痒くなくなると同じスピードです。
なので、ミノキシジルをつけたあと、2,3分後であれば汗をかこうと頭皮に必要な分のミノキシジルはちゃんと吸収されているということです。
汗をかくとミノキシジルの効果が減るということはないですが、頭皮が乾いた状態にミノキシジルを塗布したほうが、経皮吸収の邪魔するものがミノキシジル以外になくなります。
そのため、風呂上がりにミノキシジルを頭皮につけるなら、タオルやドライヤーで髪と頭皮をちゃんと乾かしたあとがよいです。
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